新Arle10種

 頻繁にポートフォリオの銘柄を入れ替えるのは敗者の戦術に相違ないが中国株のポジションを全決済した以上、それに代わるアセットをPFに組み込む必要性に迫られた。そこで今回は新Arle10種を紹介したい。

整理銘柄

CHWY、HK:0700、HK:9988→OUT


1.NVDA(Nvidia)

AIやSaaS、クラウド、VR/AR。次世代を担う技術で誰が覇者になるか僕には見当もつかない。そこでピックアンドシャベル戦略を採ることにした。画像の情報処理に欠かせないGPUの開発・設計を生業とするNvidiaに投資して次世代技術の市場からパイを取ろうという魂胆だ。今は割高で買い増す気にはなれない。


2.TSM(TSMC)

説明不要。下請けメーカの下剋上。いいぞ、もっとやれ。今は割高だと思う。$100台(欲を言えば$90台)になったら積極的に買い増そうと考えている。


3.ETSY(Etsy.inc)

Etsy.incをありきたりな電子商取引サイトを運営する会社と見るとその事業価値を過小評価しかねない。

同社の強みはEコマースの売り手から出品手数料と販売手数料を徴収するショバ台ビジネスに留まらない。同業他社に対する競争優位性は手芸、ヴィンテージ品を扱うというニッチトップを活かした戦略的値引きにある。21Q2の決算を越した時点のROIC=22.8%という数字がETSYの収益力を裏付けていると言っていい。

EC関連銘柄のROICとセグメント別の収益率を比較検討すると記事が一つ書けてしまうので割愛する。

コンセンサス予想未達の前期の決算を受けて若干の調整を受けたが将来CFから割り引くと現在の価格はフェアバリューといった所。強調するが‐9%の下げは若干の調整である。痛くも痒くもないないね。PF内でも組み入れ比率4位と大きな割合を占めているのでポジションを増やす予定はない。

ETSYに関しては機会があれば、個別で記事にしたい。


4.APPS(Digital Turbine)

売上、EPSはクリアしている。だが、いざ21Q2決算見てみると売られているだけあって悪材料は多いように思える。営業CFのマイ転とか売掛金増えてたりとか。とりあえず買収した2社が収益増に貢献することに期待したい。


5.MSFT(Microsoft)

6.AAPL(Apple)

弊ファンドの優等生。恩株化しようと思ったがやめた。IBM化する兆候がなければ墓場までホールドする予定だ。説明不要なので割愛。


7.神戸物産(3038)

貧民の友。僕の生活の柱。コイツがデフレの一因を担っていると言っても過言ではない。


8.ワークマン(7564)

労働者の友。


9.SHW(The Sherwin-Williams Company)

10.EXP(Eagle Materials)

僕が選出した10種の内、最も強気のポジションはこの2種だ。SHWはコロナの巣ごもり需要が落ち着きDIY関連の商品の売上増が見込めなくなったがこれからの好景気に向けて建材向け塗料の需要拡大が業績の伸びに繋がると僕は読んでいる。

続いてEXPについて、現在のバリュエーションでもホームデポやキャタピラーといったダウの優等生たちより魅力的な投資先に見える。セメント・コンクリート等の基礎建材を扱う景気循環型のシクリカル銘柄だが、過去10年の業績の推移をみると不況期においても営業CFが増加傾向にあるのが本銘柄の選出の決め手となった。また、昨年のコロナ不況時の際は不採算部門を売却、生産プラントの分散等の経営効率化により業績を伸ばした経営陣の手腕も信用できる。

まぁ、セメント・コンクリート自体、耐用年数が長い消費財である故、いずれ需要が頭打ちして業績が低迷することは避けられないのだが。

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